今日の晩ごはんはカレーライス。普通の家庭のごくありふれたカレーだ。専門店のようにルーやスパイスに工夫を効かせた手の込んだものではない、よくあるタイプのカレー。具材はなるべく大きく、特にジャガイモは口に入れたときのホコホコさを重視。ルーは辛目で。肉は基本的に鶏肉で。トマトは種を取らず皮をむいてトロトロになるまで煮込んでいく。よくあると書いたが、自分好みのカレーになるまでそれなりの時間がかかっているのだ。
情けない話だが、くまきち家では料理はツマの担当でぼくは全く料理をしない(一人暮らし時代はそれなりにやっていたたと一応弁解)。結婚して二人で暮らしはじめた頃は、ツマはツマの流儀で料理するし、でも自分も今まで食べてきた味の好みがある。お互いの求めるカレーライス像をすりあわせるのには時間と根気がかかった。具材の大きさはぼくがリクエストしたものだし、トマトを入れるのはツマのやり方。カレーライスばかりでなくどんな料理でも、細かい味の好みを擦り寄せ合って、そうして新しい家の味が出来上がるのかもしれない。