雨が降っているシーンが印象的な映画、またはドラマを紹介してください。
雨と言えば、やはり『シェルブールの雨傘』のオープニングシーンだ。
雨が降って沈んだ色調のフランス・シェルブールの街並。
そしてカラフルな傘がパッと開く様を上から眺めているようなカメラワーク。
オープニングだけでぼくを泣かせるジャック・ドゥミは罪なヤツだ。
学生時代、フランス映画のシナリオを講読するという授業があった。
シナリオ和訳+映画鑑賞+作品のレポート(毎回提出)の三本立て。
『勝手にしやがれ』『ボーイ・ミーツ・ガール』『地下鉄のザジ』『春のソナタ』(冬じゃないよ!)などなどが取り上げられて、ぼくは今まで知らなかった映画の世界にどっぷり浸かっていった。
初見じゃレポートは書けないからビデオを入手して何回も見たり、同じ監督の別の作品を見たりしてますますはまっていったもの(当時のNHK衛星映画劇場にはお世話になりました)。
大学で今まで知らなかった美しい世界を味わい、田舎で高校生活を送っていたぼくは一気にフランスかぶれになっていった。
その時ぼくに刻まれたものは今でもぼくの一番大切な部分となっているのだ。
※タグ、直しましたからねっ!
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