サッカーJリーグ2部(J2)は一日、コンサドーレ札幌が劇的な逆転優勝で1部(J1)昇格を決め、シーズンを終了した。引き分け以上で昇格が決まる札幌は、札幌ドームで行われた最終戦で水戸ホーリーホックを2−1で下し、スタンドを埋めたサポーターらは歓喜に浸った。
札幌が水戸をリードして後半ロスタイムを迎えると、サポーターらは総立ちとなり、試合終了の笛が鳴るとともに、大歓声がピッチで抱き合うイレブンに降り注いだ。少し間を置き、首位だった東京ヴェルディ1969の引き分けが電光掲示板で伝えられた。試合のなかった前節に2位に落ちた札幌が、勝ち点2差で首位返り咲きが決まり、スタンドのボルテージが一段と高くなった。
シーズンを締めくくるあいさつで、三浦監督は「来シーズンもみんなでJ1を戦いましょう」と呼びかけた後、イレブンに胴上げされ、笑顔で宙を舞った。続いて、選手とスタッフがスタンドに向かって手を振りながらグラウンドを一周し、シーズンを通じた熱烈な応援に感謝した。