突然自分のアパートに反政府ゲリラがやって来て、壁の穴にライフルを突っ込んで銃撃戦をおっぱじめた。
ぼくは怖くて布団の上でうつぶせになってガタガタ震えている。
銃撃戦はゲリラの勝利。「3人処理完了しました」なんてどこかに連絡している。
すぐどこかに行けばいいのに、ゲリラはぼくと交流をはかりたがる。銃撃戦のときには気付かなかったが、ゲリラは親子連れできていたのだ。ゲリラとその息子、そしてぼくの3人でトランプをした。相変わらずぼくは「早く帰って欲しいなー」って思っている。
銃撃戦をした窓のあるサイドと反対側はアパートの通路に面したキッチン。そこには竹筒の組合わさったようなものが立てかけられ、反政府系のビラ(A4版)が貼られまくっている。「持ち込んだのかよっ」っとびっくりしつつ、これがバレたらえらいことになると思ってビクビク。
ゲリラの親子としばらくトランプに付き合い、彼らはやっと帰って行った。置いて行った名刺を見つけてやばいと思ってとっさにその名刺を口に入れて飲み込んでしまった。