中学生の頃をふと思い出した。
ぼくがなりたい委員と言えば、放送委員だった。当時は昼休みに校内放送で流行りの歌謡曲を放送委員が選曲して流していたのだ。ただ、ぼくが放送委員になりたかったのは機材をいじりたいからではなくて、放送室に置いてある音楽鑑賞教材用レコードを自由に聴けるからだった。教科書に掲載されてるけれど、授業でカットされてしまう現代音楽や民族音楽を聴きたかったのだ。バリ島のケチャはそこで繰り返し聴いたものだった。校内放送では歌謡曲を流しつつ、放送室ではケチャを聴いている。今思えばかなりシュールかもしれない。
何故そんなことをしてたのか今になって思えば、ここではない何処かに行ってみたい、新しい発見をしたいと思っていた反面、田舎の中学生活に閉塞感を感じていたのかもしれない。
それから20年以上経って面白いことないかなって探し回る気質はきっと今も変わってなくて、ブログを書きながら実感することでもあるのだ。